ツール・ド・紀ノ川～海へ行こう～番外編（コス＠本）

7時に出発と朝早く、電車に乗り込むとそこにはジョナスの姿が。何気なく隣に座り、いつ気付くか観察していると、以外に早く気付かれた。どうやら殺気が伝わってしまったらしい。手に持っていたボウガンを構えてみたが、二指真空把を使うので無駄だと言われたので、撃つのはやめた。後半は多少装飾してみました。

朝早くから大変ですな～とお互い労いながら、近況の情報交換をして、ツール・ド・紀ノ川その①で作った『聖帝十字陵』の話に。発見者はジョナスのお母さんだったらしい。朝イチでジョナスを呼び、「不気味やわー」と。ジョナスは「あー俺の知り合いの仕業やな」とすぐに気付いたそうで、ちょっとアレな友人を多少持つジョナスはさすがに肝が据わっている。

しかし、お母さんのカンも鋭いと言わざるを得ない。何せ『聖帝十字陵』の頂上には、目の見えない男が眠っており、尚且つ中腹には既にシボンヌのおじいさんが鎮座しているのだから。今あの『聖帝十字陵』の工事風景を思い浮かべると、どうしても※ヘンリー・ガーターの『非現実の王国』が脳内でシンクロしてる自分はやはり、「アレな友達」に分類されるんだろうと、改めて立ち位置を再確認した次第であります。

※ヘンリー・ガーター（Henry Darger）…『非現実の王国で（通称）』という1万5000ページに及ぶロリグロファンタジー世界を死ぬまで描き続けたイカレ○ンチキ作家。wikiで編集されていないほど、アウトサイダーなのには今非常にビックリ。ちなみに雑誌『美術手帖』の5月号で特集されているので、気になった方はバックナンバーを手にとって見てください。かなりファンタスティックでカオスな作品です。